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日本IBM、クラウド・コンピューティングのサービス拠点を開設

日本IBMは2009年2月25日、ダイナミック・インフラストラクチャーを実現するサービスの1つとして、ユーザーが必要な時に必要なだけハードウェア資源をネットワーク経由で利用できるクラウド・コンピューティングのサービス拠点「IBM Computing on Demandセンター(IBM CoDセンター)」を、同日幕張事業所(千葉県・千葉市)内に開設し、2009年4月1日よりサービス提供を開始する予定と発表した。

同社は、地球がより賢く進化していくことを示す「Smarter Planet」というビジョンの下、スマートな社会を実現するITインフラストラクチャーのあり方として「Dynamic Infrastructure(ダイナミック・インフラストラクチャー)」を提唱している。

ダイナミック・インフラストラクチャーは、企業が新たなサービスをすぐに顧客に提供できるようにする「サービスの改善」と、仮想化や外部リソースの活用により生産性向上につなげる「コスト削減」、高い可用性やセキュリティーを実現する「リスク管理」の3つの要素を合わせ持ち、様々な要望に柔軟かつ迅速に対応できる、新しいITインフラストラクチャー。

さらに同社は、ダイナミック・インフラストラクチャーの中核となる構成要素であり、ビジネス・インフラストラクチャーおよびITインフラストラクチャー全体にわたって、高品質でエンドツーエンドのサービスを可能にする「サービス・マネージメント」を実現するソリューション「IBM Service Management Industry Solutions」ならびに「IBM Service Management Center for Cloud Computing」の提供を開始する。

1. IBM Computing on Demand(IBM Cod)
ダイナミック・インフラストラクチャーを実現するためのサービスの一つとして、IBMは、お客様が必要な時に必要なだけ、ネットワーク経由でCPUやメモリー、ハードディスクなどのハードウェア資源を利用できるサービス。開設されたIBM CoDセンターは日本初で、IBMとしてはグローバルで7拠点目。同IBM CoDセンターのハードウェア資源を活用した、IBM CoDのサービスを4月1日から提供を開始する予定。最低使用料金(基本料金)は、クアッドコアCPU2個搭載のサーバーを1週間利用する場合で、5万400円(税別)です。これは、1CPU1時間あたりに換算すると150円になる。なお使用料金は、期間や規模に応じて割引が適用される。

IBM CoDは、デジタル・コンテンツ制作や宇宙開発、金融サービスの分野などでスーパーコンピューティング環境を必要とするユーザーや、少しでも早くIT環境を整えて新規事業を実行したいユーザー、業務が集中する一定期間だけ現在のコンピューティング環境を拡張したいユーザーなどに適したサービス。また、設備投資を抑制しながら、即座に必要な環境を整えることができ、保守費用や電力・空調の追加費用も必要ない。

2. IBM Service Management Industry Solutions / IBM Service Management Center for Cloud Computing
「IBM Service Management Industry Solutions」は、インダストリーごとのサービス・マネージメントを実現するソフトウェア製品に加え、IBMが様々な業界において世界的な経験より蓄積してきたフレームワークと導入支援を提供。
ユーティリティー(公益事業)業界、通信業界、製造業界向けソリューションは、たとえば、スマートメーターやデータ通信と音声通信の統合管理、製造ロボット、RFIDなどのスマート化された膨大なアセットと従来のITアセット、インフラを統合管理するための共通のプラットフォームを提供し、サービスの改善を行う。これにより各業界に最適なサービスを迅速に適切なコストで提供することが可能。今後、各種業界向けに順次提供拡大される予定。

また、ダイナミック・インフラストラクチャーを実現するクラウド・コンピューティング環境の構築と運用を、サービス・マネージメントの観点から支援するソリューションが「IBM Service Management Center for Cloud Computing」。同ソリューションは、ユーザーの要求に応じて、クラウド・サービスを提供・管理できる製品「Tivoli Service Automation Manager V7.1」とクラウド環境の構成、導入を自動実行することのできる製品「Tivoli Provisioning Manager V7.1」を中心としたソフトウェア製品の提供と導入支援を行い、ユーザーの迅速、柔軟、かつ安全なクラウド環境の構築と運用を支援する。

これによりユーザーは、仮想環境・ストレージ構成・ソフトウェア導入などの個々の導入・管理ではなく、クラウド・サービスの定義から生成、導入、SLAの管理までのサービスのライフサイクルにわたる企業全体のクラウド・コンピューティング環境の導入・管理を低コストで行うことができる。同ソリューションは本年第2四半期より提供開始される。

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/

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