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ブロードバンドタワー

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画像:企業のIT課題の解決に向けたデータセンター選択のチェックポイント
データセンターを中核とした
インターネット・ICTインフラの行方

データセンター事業本格化10年目の将来展望
特別座談会 powered by ブロードバンドタワー

データセンタービジネスが本格化して10年が過ぎた。この10年にインターネットはどのように発展を遂げ、データセンターに求められる役割はどのように変化したのか? 識者の方々にお集まりいただき、データセンターの現在と将来、それをリードするブロードバンドタワーの今後の展望について語っていただいた。

企業向けからコンシューマ向けへ

画像:石田慶樹氏 日本インターネットエクスチェンジ
代表取締役社長
石田慶樹氏

古田 データセンター事業が始まっておよそ10年、インターネットはすでに20年の歴史を持っています。この10年はインフラの変遷も含め、さまざまな変化があったと思いますが、いかがですか?

石田 10年前データセンターはいろんなコンセプトの集まりでした。キャリアのコロケーションとか、コンピュータセンターの一環だったり。そういったものをすべて集めた新たなビジネスとして、インターネットに直結するようなファシリティとネットワークの提供形態であるデータセンターが始まったのだと思います。そのまま数年が経ったのですが、現在は、その機能が分化し始めています。企業向けとインターネットビジネス向けですね。

伊勢 10年前の用途はビジネスユースのみでしたが、1999年以降、インターネットはエンターテインメントのインフラとしての役割が大きくなってきました。コンシューマ向けの情報発信の比率が上昇したのです。エンタープライズ向けとコンシューマ向けの比率は、この10年で大きく変わっています。しかし、データセンター事業者の意識は10年前のビジネスユース感覚が強いように感じます。

大和 当時は、ネットワークの価格が高かったので、コンシューマ向けはなかなか難しかったですね。米国ではブロードキャスティングを始める企業も出てきていました。

近藤 私は、データセンター的にはこの10年、本質的にはあまり変化はないと思うのです。目指していることは常に同じで温度や電気に対する意識は変化したけど、基本的なインフラの部分は進化は止まっているように見える。接続サービスもあまり特徴はないので、価格競争になってしまいがちです。

ユーザーはネットの価値が
見えていない

画像:近藤邦昭氏 まほろば工房
代表取締役
近藤邦昭氏

伊勢 この2~3年、上のレイヤーの人がアプリケーションのインフラというかハードウェアやプラットフォームを気にしだしていますね。上位のアプリケーションプログラマーがOSやアパッチのチューニングなどをするようになってきています。

近藤 これは仮想化によって、ハードウェアの範疇の一部がソフトウェアになったためですね。ハード屋の仕事は減っています。データセンターは、運用については経験に基づく細部までの技術を持っていますが、上流の人たちはネットワークのレイヤーを作るのが下手ですね。サービスの拡充はできるけど、停止したときのことを考えてのサービス構築にはコストをかけない。エンドユーザーにネットワークの価値が見えていないことが問題だと思います。そのためにネットワークインテグレーション(NI)を手がける会社が少ないのです。

伊勢 そうですね。顧客は目に見えるものにしか投資しません。ネットワークの運用に携わっていない人たちはポートの向こう側がわからないのですね。挿せばとりあえず動くので、ネットワークを冗長化することの投資価値がわからないわけです。

石田 キャリアがISP側の領域を侵食していったのですが、しかしキャリアは外に情報を出したがりません。そこで、NIの最大の顧客はキャリアになってしまって、NIはキャリアしか見なくなっているし、キャリアは機器しか見ていない。そんな状況では、確かにエンタープライズからはネットワークは見えづらくなっているでしょうね。

IPv6への評価と準備

画像:伊勢幸一氏 ライブドア 執行役員CTA
情報環境技術研究室長
伊勢幸一氏

古田 今後のネットワークの課題というと、まず、IPv6問題が思い浮かびますが。

伊勢 いま、IPv4枯渇問題といわれているけど、実はIPv6問題なんですよ。インターネットユーザーはネットワークが速いか安いか太いかしか求めていません。v4と比較してv6はそのどれも与えない。v4が枯渇していない現状では使えといっても無理があるでしょう。

近藤 現状ではIPv6への移行は、コスト障壁が高いと思います。

石田 v6のプロモーションもあまり成功しているとは言えない状況です。

近藤 v6へ移行して欲しいということで便利なものを入れすぎた結果、それが悪さをしています。もちろんv6を使ったほうが良い場合もありますが、v6を推進するほどの魅力にはなっていません。コンテンツも不足しています。

大和 ユーザー不在なんですよ。

伊勢 枯渇に備えて、一応準備はしていますが、今のところネガティブな面の方が多いですね。

近藤 枯渇の前から準備をするというのは、コスト面からもなかなか難しい。いざ枯渇という時にv6対応の機器を入れればいいかという風潮はありますね。

石田 将来的に本当に困るのは現場にいる人たちです。後2回追加を依頼すると、確かにv4は枯渇してしまう。それまでに何とかしておかなくてはいけないのですが、その人たちに一番メッセージが届いていないように思います。いま、私のところでは設備投資の3割くらいはv6対応用なんですが。

大和 v4が無くなってから慌てても困るので、準備はしておく必要がありますね。ブロードバンドタワーでも、試験環境を用意するなど、v6環境にもきちんと準備をしています。

クラウドの環境と進展

画像:大和敏彦氏 ブロードバンドタワー
代表取締役執行役員社長
大和敏彦氏

古田 クラウドに注目が集まっていますね。

近藤 プライベートクラウドは受け入れられると思うのですが、パブリッククラウドは現状のインフラではネットワークが厳しく、さらに地方都市では難しいと思います。ネットワークは発展し、高速化していますが東京に集中しています。米国では政治が地方をサポートしているので大丈夫なのですが、日本では改善が必要になります。

石田 そう、ネット構成は県単位なのですね。地域の中核都市までは太いケーブルがきているけれども、それより地方ではビジネス発展が難しい面があります。

近藤 ネットワークの構造をクラウドにあわせて考えていかないと、次の段階ではクラウドにビデオや音楽などもどんどん乗ってくるでしょう。データセンターが仮想化されて、地方、東京のデータセンターをうまく使い分けられればいいのですが、今のクラウドはスポットサービスのように見えてしまいます。

大和 これからますます電力の価格がデータセンターの立地条件として、重要になってきます。SalesforceはUSのデータセンターを使っています。日本で本当にクラウドの投資は必要なのでしょうか? クラウドの戦いは必ずグローバルなものになっていきますよね。

古田 日本はSIerが多く、メインフレームのマーケットもいまだに大きい。これがすべてアマゾンのEC2になるのかといえば、ならないでしょう。ツボにはまれば日本独特のバランスがクラウドでも生まれるかも知れません。

近藤 クラウドは必ずしも売れるとは思わないですね。コンサル付きじゃないと。そうすると、クラウドが見えづらくなるけど、リアルと協力することが必要です。

画像:古田 敬氏 ブロードバンドタワー
取締役執行役員
サービス開発・マーケティング担当
古田 敬氏

古田 私はクラウドというバズワードは、比較的性質が良いと思っています。20世紀のコンピュータ、通信、すべてはインターネットというイノベーションの要素技術であり、その特性を表すのにクラウドは悪くない。

大和 クラウドの広がりによってデータセンターの役割は3つに集約していくでしょう。1つはグローバルなコモディティ的なデータセンター。これは、標準化され、スケールや値段で競争力のあるデータセンターになります。次が、品質、セキュリティや、サービスの特徴があり、お客様のご要望に応えることのできるデータセンター。そして3つ目がユーザーやSaaS/ASP業者が、ネットワークを含めてどんな組み合わせでデータセンターサービスを選ぶかを支援するクラウドデータセンターインテグレータといったものです。このような環境を考えると、これからのデータセンター事業者は、ネットワークとコンピューティングリソースの両者のインテグレーションを求められることになり、それに対するコンサルを行っていく必要があります。ですからブロードバンドタワーは現在、コンサルに力を入れようとしているのです。

伊勢 SIerと違うのは運用経験をもとにした知識、ノウハウのフィードバックによる、構築ができなくてはいけない。

近藤 データセンター事業者がコンサルに取り組む場合に大切なのは、運用に根ざしたインテグレーションをユーザーに向けてきちんと提案できるかという点でしょうね。

大和 それを実現していくにあたって、10年に渡るデータセンター運用経験とノウハウを基に総合的ソリューションを展開し、積極的なグリーンITにも取組んできたブロードバンドタワーの実績がアドバンテージになってくれると思います。東京だけでなく関西にもデータセンターを保有していることなども利点ですね。

画像:データセンター事業本格化10年目の将来展望


 

 
■お問い合わせ先

株式会社ブロードバンドタワー
03-5573-8177

(9:00 ~ 18:00 土日・祝日は休業)
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