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フレパー・ネットワークス

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総合的なサポート力に注目したデータセンター選択のチェックポイント

広域負荷分散技術とメインフレーム導入により
仮想データセンターを整備、個別サービスを展開

広域負荷分散型仮想データセンター
フレパー・ネットワークス

フレパー・ネットワークスは、従来データセンターというファシリティをベースに提供されていたさまざまな機能を、広域負荷分散技術とメインフレーム導入により仮想データセンターサービスとして構成して提供する。企業ユーザーやデータセンター事業者は同社のサービスを利用することでTCO削減やリソース不足解消が可能になる。

広域負荷分散技術を利用した
仮想データセンターサービス

写真:IBM System z10
IBM System z10

フレパー・ネットワークスは2000年の設立以来、インターネットTV放送局を展開、そのなかでストリーミング放送やチャット機能などのサービスを提供していた。当時国内最大の5000チャンネルを自社でサーバーや回線を運用管理していたが、設備投資やインフラのランニングコストの負担が大きいという問題を抱えていた。

そこでフレパー・ネットワークスが選択した戦略が負荷分散技術を利用した広域プラットフォームを構築することだった。広域設置に向けて、独立型の複合型デジタルキオスク端末を約3000台自社で製造、設置した。

このプラットフォームと広域負荷分散技術を基盤に、2007年2月に映像・画像配信サービスの「DIGITAL DATA DAM」、2008年2月からは倉庫利用型の安価な「広域負荷分散型バックアップサービス」を開始した。

さらに、メインフレームIBM System z10を導入、完全仮想化してデータベースを預かるサービスを、この12月から開始した。

しかし、これらは既存のデータセンターと競合するものではなく、むしろ、データセンター側が不自由しているリソースを、同社のサービスを利用することでカバーできると、同社取締役 事業統括本部本部長の川口明裕氏は説明する。

「ウェブの表示に関しては広域負荷分散型は表示スピードの部分で劣るのです。その部分はデータセンターにお任せし、その他のサービスで協力していきたいと考えています」

データセンターは大型の設備投資によって事業を拡大していくが、小さな単位の増設は不得手だ。たとえば、現在満床に近いデータセンターが、そのなかのストリーミングサーバーのみをDIGITAL DATA DAMを利用することで、センターの空きを確保し、インフラの有効活用が可能になる。

それではフレパー・ネットワークスが提供する個々のサービスを見ていこう。

広域負荷分散型配信サービス
DIGITAL DATA DAM

写真:川口明裕氏
取締役
事業統括本部 本部長
川口明裕氏

DIGITAL DATA DAMでは、通常は強力なバックボーン接続を有するデータセンターで広帯域を確保して行う動画配信を、複数拠点に置かれたフレパー・ネットワークスの複合型デジタルキオスク端末から配信する。アクセス負荷が上昇したときにキオスク端末が自動的にファイルのコピーを生成して他の端末に送り、負荷を分散する点に特徴がある。

「データセンターを利用した広域型の負荷分散はこれまでにもありましたが、データセンターを使用しないでビジネスを成立させているのは弊社のみです」(川口氏)

フレパー・ネットワークスは回線種別に関わらず動画を安定的に届ける技術を保有している。負荷がかかったらコピーをし、負荷が減少したら消していくことで、仮想化により常にユーザーの動画配信負荷に対応したキャパシティを提供できる。

専用のルーターとサーバー、UPSなどからなる複合型デジタルキオスク端末はどこに置かれても回線さえあれば広域型ストリーミングサーバーとして利用できる。他のサーバーとの違いは、常にセッション管理が行われ悪用がないかなどを監視しており、通常の広域分散型では難しい課金サービスの提供が可能となっている。現在3760台を生産、国内多数の拠点に有人監視状態で設置している。最新のセキュリティ技術も各種搭載し、安全性も高い。

ファイル単位で2つのコピーを生成する
広域負荷分散型バックアップサービス

写真:鈴木和久氏
事業開発本部 広報制作事業部
広報部 サブゼネラルマネージャー
鈴木和久氏

通常のデータバックアップサービスには、データセンターの強固なファシリティとセキュリティが前提となるが、フレパー・ネットワークスの広域分散型バックアップサービスは、流通倉庫などの複数拠点に二重にデータを置くことで、安全にバックアップを実現する。専用ラックシステムのF'11000はフレパー・ネットワークスがIBMと共同開発した。1ラックに120TBのデータを保管できる非常にデータ密度の高いシステムだ。

仮想化によって集中が行われるため、F'11000では1GBあたり0.1Wという低消費電力を実現しており、グリーン購入法で定められた0.57W以下という基準も大幅にクリアし、エコロジーにも貢献できる。

広域分散型バックアップサービスでは、ユーザーから預かったデータを、2拠点のストレージに保管している。一方に異常が検知された場合、ディレクションサーバーがもう一方の拠点からデータを収集し、別の拠点に自動的にデータの複製が送られるため、常に2つのバックアップが存在する形になり、安全性が高い。

異常検知時には自動的にトラフィックが最もスムーズな拠点を探し、そこにまずコピーされ安定化が図られた後で、その後遠距離の拠点へ再送される。

分散はファイル単位であるため、異常検知から復旧までの時間も比較的短い。

「データセンターは止めないことを前提にしていますが、私どもが提供するのは無停止を目指すのではなく、障害などで止まる可能性を前提にして、データを守れる仕組みなのです」と、広報制作事業部広報部サブゼネラルマネージャーの鈴木和久氏はメリットを説明する。

IBM System z10の導入と
ハイブリッドデータセンターサービス

しかし、広域分散型サーバーはデータベース処理などでは速度低下につながる。

そこでフレパー・ネットワークは、仮想化技術の利用というスタンスはそのまま、メインフレームを導入する集中化によって、この問題を解決するサービスを開始した。

4.4GHzクアッドコアテクノロジーを採用したCPUを搭載した完全仮想化が可能なIBM System z10に、ユーザーのデータベースを仮想化して収容する「ハイブリッドデータセンターサービス」を2008年12月に稼動した。回線はGbps単位を冗長化。電源2系統と冗長化したUPSも用意し、メインフレームの安定稼動を確実に実現する。

「『IBM System z10』はデータセンター1棟並みの収容能力を持っています。その処理能力と信頼性、安全性のなかに、仮想化したサーバーを収容することで、TCO削減、リソース不足の解消、グリーンIT化などを実現できます」(川口氏)

特に既存のデータセンターとの協業に注力したいと川口氏は語る。

「現在、いくつか協業の話し合いを進めていますが、そのうちのひとつはブレードシステムをサービス提供の中心としています。そこと専用線を引いてz10とつなぎ、ウェブ表示はブレードで行いデータベースはz10の仮想化を使い、さらに映像配信にはDIGITAL DATA DAMを利用するという総合的な協力体制の話が進んでいます」

フレパー・ネットワークスのサービスを採用することで、データセンターはユーザーに新しいサービスを提供でき、かつ集約化を実現し、よりビジネスを広げていくことができるだろう。

図1 フレパー・ネットワークス仮想データセンターサービス
図1 フレパー・ネットワークス仮想データセンターサービス
図2 DIGITAL DATA DAM、アクセス集中時のレプリケーション
図2 DIGITAL DATA DAM、アクセス集中時のレプリケーション
図3 広域負荷分散データバックアップの仕組み
図3 広域負荷分散データバックアップの仕組み


 
■お問い合わせ先

フレパー・ネットワークス株式会社
03-5405-2713

(10:00~18:00 土日・祝日は除く)
http://www.freparnetworks.co.jp/
idc@freparnetworks.co.jp
 


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