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さくらインターネット

24時間365日のマネジメントサービスを安価に提供
マネジメントサービス
さくらインターネット
監視、保守、管理のマネジメント
サービスをワンストップに供給
企画部 商品企画チームリーダー 紺野浩幸氏
「弊社データセンターをご利用のお客様に、場所提供から運用管理までのすべてのサービスをワンストップでご提供します」
2010年1月にスタートする予定のマネジメントサービスプロバイダ(MSP)事業に向けた意気込みを、企画部 商品企画チーム リーダーの紺野浩幸氏はこう語る。
さくらインターネットのマネジメントサービスは、監視、保守、管理の3大サービスがすべて含まれる。サービス、リソース、プロセスなどの監視を24時間365日、ユーザー企業に代わって行う監視サービスから、障害復旧、リモートオペレーション、などの作業を同社データセンターのエンジニアが実施する保守サービス、さらに、内部統制に必要なデータやログの一元化と可視化を可能にする管理体制を提供する管理サービス。これら3つのサービスを結び付けることにより、設定→構築→監視→保守運用→保全→設定と続く運用管理サイクルをワンストップで提供する。
さくらインターネットのマネジメントサービスには大きく4つの特長がある。
第1に、監視体制が能動的であることが挙げられる。監視はネットワークオペレーションセンター(NOC)の常駐エンジニアによって行われ、障害原因を特定した上で通知・対処を行う。負荷レベルの閾値設定も随時設定変更が可能だ。
第2に、アクセス&ログの管理と可視化が内部統制に対応していることがある。データやリソースへのアクセスはエンジニア別に制御できるし、コンソール操作の動画キャプチャをユーザー企業側で再生することも可能だ。
第3に、カスタマイズ性の高さ。サービスメニューはパッケージ化されたビルディングブロック式になっており、必要なところから着手するスモールスタートが可能だ。
第4に、保守サービスでの融通性。監視窓口と作業窓口が一元化されており、どちらにもエンジニアが常駐しているので、緊急時には定期作業外の対応も頼むことも可能だ。
24時間365日、万全の監視体制
国内拠点が顧客との窓口を務める
運用部 サービスオペレーションチームマネージャー 奥田隆富氏
このようなマネジメントサービスを実現するために、さくらインターネットは米国NetEnrich,Inc.の日本法人であるNetEnrichとの業務提携を行っている。
さくらインターネットのマネジメントサービスは、統合監視システムを海外NOCと国内データセンターが共有することによって充実したリアルタイムサービスの提供を行う。データセンターと、NetEnrichがインドで運用している国際的なNOCの双方で監視を行ない、ユーザーへの窓口はさくらインターネットが務める。「NetEnrichのエンジニアリングスキルは非常に高く、ITILに準拠した監視オペレーションの品質には定評があります。弊社とのコミュニケーションを密にするために、日本語を話せるスタッフも常駐してもらうようにしました」 と、運用部 サービスオペレーションチーム マネージャーの奥田隆富氏は言う。
障害が発生した時の標準的なフローは、次のようになる。
まず、Ping監視などによって障害やその予兆がNOCで検出されると、ユーザー企業にはさくらインターネットからアラート通知が送られる。海外NOCとユーザー企業が直接に向き合うのではなく、さくらインターネットの国内拠点が窓口になってくれるので海外を意識する必要はない。
その後、NetEnrichのNOCが機器に対する調査をリモートから実施。障害の原因をある程度の範囲で突き止めた上で、さくらインターネットから原因特定報告通知がユーザー企業に送られて来る。ユーザー企業が障害対応を希望した場合には、データセンターに常駐するエンジニアが復旧作業を実施。こうして、いつ障害が発生しても、短時間に確実な回復ができるのである。
さらに、マネジメントサービスのポータル画面もユーザー企業に提供される。「Internet Explorer 8が使えるパソコンさえあれば、社内外のどこからでも運用管理作業のモニタリングやレポーティングができます」と奥田氏。画面はグラフを多用したデザインになっているため、状況が直感的につかみやすい。
スモールスタートを可能にする
機器別/レベル別の監視パック
さくらインターネットのマネジメントサービスは、スモールスタートからフルカスタマイズまでの対応を可能にするビルディングブロック式の構成となっている。サーバー向け、ネットワーク機器向け、オプションの3つに大別されており、それぞれの中でさらに監視対象とレベルごとのパックを選択できるのだ。
サーバー向けメニューとしては、「サーバ監視パックLevel 1」と「サーバ監視パックLevel 2」の2種類のパックのほか、「サーバ監視カスタマイズ」というオプションが用意されている。
Level 1に含まれるのは、有人監視とメール報告、サービス監視、プロセス監視、リソース監視の各項目。いずれも24時間365日の対応だ。ポータル画面の利用権もこのパックに付属している。初期費用15,750円、月額費用が8,400円。ベンチャー企業や中堅中小企業でも手軽に利用できる価格設定だ。
この上のLevel 2になると、Level 1で検出された障害やその予兆に対する一次対応と24時間365日の電話報告が提供される。とくに障害からの復旧時間を極力短くしたいと考えている企業には、お勧めのサービスだ。
サーバ監視カスタマイズには、仕様書作成、カスタマイズ運用、メディア交換の各オプションがある。
また、ネットワーク機器向けメニューには、「ネットワーク機器監視パックLevel 1」「ネットワーク機器監視拡張パックA Level 2」「ネットワーク機器監視拡張パックB Level 2」の3種類のパックとカスタマイズ用オプション群が用意されている。
ネットワーク機器監視パックLevel 1に含まれるのは、ポート監視、Ping監視、リソース監視、有人監視、メール報告、ポータル画面利用権の各項目。こちらもすべて24時間365日対応で、初期費用15,750円、月額費用8,400円に抑えられている。
ネットワーク機器監視拡張パックは、ファイアウォール、スイッチ、ルーター用がA、ロードバランサー用がBと分かれている。機器設定変更、運用手順書作成、ポリシールール変更、24時間365日電話対応という内容になっており、費用は機器の種類などによって異なる。
カスタマイズ用オプションとして用意されているのは、カスタマイズ運用、ファームウェアアップデート、ポリシールール変更など、ニーズに応じた選択が可能となっている。
このほか、将来的にはオプションサービスとして、コンサルティングや月次報告書、LED目視監視などが提供されるほか、データベースやExchangeサーバーの監視・運用サービスなども提供していくという。
「弊社の企業モットーは、上質のサービスを安価に提供すること。当面はハウジングサービスのお客様向けに提供しますが、ホスティングサービスのお客様にもサーバー1台から同じ品質のマネジメントサービスをお届けしたいと考えています」と、紺野氏。今後の拡張にも、十分に期待できそうだ。
MSP業務への取り組みと並行して、さくらインターネットではデータセンターの基盤強化にも継続的に取り組んでいる。その一環として、12月にはバックボーンネットワークの回線容量を従来の193Gbpsから10Gbps増量し203Gbpsへとアップ。堂島センター(大阪市北区)に最近増設されたホスティング専用フロアの第2期工事の竣工に伴い、11月10日からは76基のサーバーラックがさらに追加されている。
注:雑誌掲載時に、本文、上記図版内の料金表記が税抜き料金になっておりましたが、当記事内では税込み料金で統一させていただきました。
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