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仮想マシンによる想化技術の老舗〈VMware ESX Server/GSX Server〉

(製品・サービス別仮想化技術ガイド 2/6)

仮想マシン方式

VMware ESX Server/GSX Server

ヴイエムウェア株式会社
http://www.vmware.com/jp/


「VMware」といえば、それまでメインフレームでしか実現していなかった仮想技術をIAの世界で実現した舗のソフトウェアである。発表当初は仮想PCというイメージの強い製品であったが、現在ではサーバーの仮想化を現する製品として、IBMやHPなど多くのハードウェアベンダーとパートナー契約を結んでいる。

ホストOS不要オーバーヘッドが小さいVMware ESX Server


「VMware ESX Server」は、IAサーバーハードウェア上で仮想マシンによってサーバー仮想化を実現するソフトウェアである。ESX Server自身がOSとして動作するため、ホストOSとして別個にサーバーOSを用意する必要はない。また、ホストOSとのやり取りで発生するオーバーヘッドがないため、仮想マシンを実現するソフトウェアとしては高いパフォーマンスが特長となっている。VMwareの利用によるオーバーヘッドは、CPUやメモリーで5%程度、I/Oでも8%~10%程度だと言われる。
ESX Serverでは、サーバーのプロセッサー、メモリー、ディスク、ネットワークといったリソースを仮想化し、論理的なリソースプールとして扱う。この論理リソースプールから複数の仮想サーバーに必要なリソースを割り当てることで、サーバー全体のリソースを効率よく利用できるようになっている。IBM、HP、NECなど主要なベンダーのブレードサーバーをサポートしており、1つのCPUに対して8台、最大で80台までの仮想サーバーを構築できる。
ゲストOSとしてインストール可能なOSは、Windows Server 2003、Windows 2000 Server、Windows NT 4.0、Red Hat Linux、SuSE Linux、Novell NetWareなど幅広い。また、それぞれの仮想マシンは、コンテナファイルとしてカプセル化することでハードウェアへの依存をなくしてあるため、あるESX Serverで作成された仮想マシンを、別のESX Serverに持っていってもそのまま稼働させられる。
ESX Serverはメモリーの管理に非常に優れているため、複数ある同じバージョンのWindowsであれば、同じページを参照するなどして、ホストマシン上の物理メモリーの使用量を減らすことが可能な仕組みになっている。また、他のWindowsが使っていて、もう使わなくなったメモリーなどをESX Serverから開放することもできる。

 WMware ESX Server
ホストOS不要のESX Serverは、高いパフォーマンスを実現するうえに、ホストOSのライセンスが不要だ。

WMware GSX Server
ホストOS不要を利用するGSX Serverは、ホストOSが動作するシステムならばどんな環境でも利用できるのが特徴だ。

 

企業のベースサーバーを仮想化するVMware GSX Server


ESX Serverはデータセンタークラスの仮想化技術を実現する製品だが、ベースサーバークラスのサーバー構築を目的とした製品として「VMware GSX Server」がある。一般的な仮想マシンのソフトウェアと同様に、ホストOS上にGSX Serverをインストールすることで仮想マシン環境を実現する。ホストOSとして一般的なWindowsやLinuxを利用でき、ハードウェアの制御はホストOSが担当するため、ESX Serverよりも多くの環境で利用できることが特徴だ。
GSX Serverは、サーバー製品としてESX Serverよりも先にリリースされていたことから、すでに多くの企業での導入実績を持っている。

VMware VirtualCenterとVMotionでダウンタイムなしの管理を実施


仮想マシンを実現する環境としての実績に加えて、仮想マシンを管理するツール類の充実もVMwareの特徴だ。
統合管理ソフトである「VMware VirtualCenter」を使えば、複数のESX ServerおよびGSX Server上にある仮想マシンを1つのビュー(ダッシュボード)で一元的に管理できる。すべての仮想マシンを1つのビューから監視/管理でき、仮想マシンの作成や削除、リブート、使用状況の監視、リソースの動的な割り当てなどを行うことができる。タイマーによる作業の実行設定やアラートを自動的に通知するアラームトリガーを設定するなどの自動処理も可能だ。仮想マシンをグループ化して管理したり、仮想マシンのクローンなどを作成したりする機能も持っている。
さらに、VMwareの目玉として、VMotionテクノロジーがあげられる。VMotionは、仮想マシンを稼働させた状態のままで他のハードウェア上にあるESX Serverに移動させる技術だ。これにより、複数のハードウェアによるVMware環境の中でダウンタイムなしにメインテナンスや管理を行える。
VirtualCenterのAPIは公開されており、SDKも提供されていることから、必要に応じて他のベンダーの運用管理ツールと連携させることも可能だ。また、多くの運用管理ツールのベンダーたちも、VirtualCenter向けの機能を搭載し始めている。


分散サーバーを単一のリソースプールとして管理できるVMware VirtualCenterは、分散物理サーバー間でのワークロードの動的な移動、サーバーのプロビジョニングと管理の合理化、システムの可用性とパ フォーマンスの監視、主なシステム管理作業の自動化など、さまざまな機能を備えている。

 

 

数多い導入実績


仮想マシン環境として定評のあるVMwareは、国内でも数多くの導入実績がある。IAサーバーを多く抱える製造業などへの導入は多く見られるようだ。
国内での導入例としては、たとえば、データベースサーバーなどを含めた業務系アプリケーションが稼働する数十台のPentium IIIマシンによるシステムをVMwareによってXeon 3GHz×2のマシン数台に統合することで、サーバー数を1/6に削減して柔軟な運用を実現した例もあると言う。
また、9月からレンタルサーバー事業者のテイルバックが、ESX Serverによって運用管理コストの低減とシステムの拡張性確保を狙った共用サーバーのサービスを発表している。


VMotionを使うと、稼働中の仮想マシンを、サービスを中断せずに同じSAN(ストレージエリアネットワーク)に接続している別の物理サーバーに移動でき、ユーザーセッションを中断せずに、ダウンタイムなしのメインテナンスが可能になる。

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