インタビュー VMwareが推進するデータセンターの仮想化製品戦略

仮想化環境の運用管理が課題

三木泰雄氏

——仮想化は便利であるがゆえに、無造作に仮想マシン(VM)が増えすぎるという面もありますが。

三木 これまではほとんどなかった意見なのですが、今回のアンケート調査では「増え続けるVMを今後どう管理すればいいのだろうか」ということを今後の課題として挙げているお客様がいくつかありました。VMが簡単にできてしまうので、そのライフサイクルをどうするかというところに目が向いてきています。

我々としては、そのための管理用ツールはすでに用意しています。仮想マシンの要求/承認/実装などライフサイクル全体を管理する「VMware Lifecycle Manager」、仮想マシンをセルフサービスでプロビジョニングできる「VMware Lab Manager」、サービスを新たに展開したりアップデートする際にプロセス全体を管理できる「VMware Stage Manager」といったものです。これらはかなり使い込んだお客様向けのツールなので、まだ日本でのリリースはされていませんが、Lifecycle ManagerとStage Managerはこれから日本向けに出荷する予定です。また、災害復旧ソリューションの「VMware Site Recovery Manager」は11月に国内向けの販売を開始しました。

——運用・管理の大変さに気づくとともに、技術情報があまり出ていないという意見も出始めています。

三木 体系立てた情報提供ということで書籍を出版しましたが、実はウェブ上にはかなりの量の技術情報がホワイトペーパーとして置いてあるのですが、多くが英語なので、これらの日本語化を進めることも大事だと思っています。

トレーニングコースも、開催時期を増やしたり内容を充実させて、全体の技術情報を広めていきたいと思っています。トレーニングコースは、VMware認定プロフェッショナル(VCP)を目指す方向けの4日間の有償トレーニングである「VMware Infrastructure 3 Install & Configure」と「VMware Infrastructure 3 Deploy Secure & Analyze」のほかに、もう少しセールスサイド寄りのVMwareセールスプロフェッショナル(VSP)トレーニングもあります。これはすでに3000人ほどが受講されています。それに加えて、技術的なことをオンラインで学べるVMware Technical Sales Professional(VTSP)という無償トレーニングがあって、英語版はすでにスタートしています。日本語へのローカライゼーションは、内容のアップデートが済んだ形で来年度のリリースを予定しています。

また、コンサルティングについても、サービスメニューとして提供しています。導入時のコンサルティングサービスはもちろんありますが、ある程度使っているお客様に対して、使い方が正しいか、理想的かといったヘルスチェックをするサービスも用意しています。その先に、企業の標準インフラとして仮想環境を使っていくための運用設計といったことを支援するメニューがあります。

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