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NOAHプラットフォーム/オンデマンド・リソース IDCフロンティア

※ 当記事は「データセンター完全ガイド」2010年春号(2010年3月29日発行)に掲載されたものです。
IDCフロンティアの「NOAHプラットフォーム/オンデマンド・リソース」は、CPU、メモリ、HDD、インターネット接続環境、ファイアウォールといったITリソースのオンデマンドサービスである。仮想化ソフトウェアとしてHyper-Vを使っている点が特徴的だ。
高負荷の問題はリソースよりネットワーク
NOAHプラットフォーム/オンデマンド・リソース(以下、NOAHプラットフォーム)の基本サービスは、CPU、メモリ、ディスクといったリソースのほか、ネットワーク接続と共用ファイアウォールが標準提供される(図1)。管理面では、カスタマーポータル経由で、24時間365日、ウェブ経由で必要な情報にアクセスでき、また、仮想マシンの管理用にコンソール画面が提供される。仮想化ソフトウェアにHyper-Vを使っているため、ゲストOSはマイクロソフトがサポートしているものをひと通りラインアップしており、オプションでバンドルして提供することも可能だ。IDCフロンティアは、データセンター事業をベースにしているので、ハウジングラック向けに提供している運用サービスや監視サービス、ドメインなど、サーバー運用に必要な機能はオプションとして、ひと通り揃えている。
柔軟なリソース追加が容易だというのがクラウドのメリットだが、CPUは最大4個まで、メモリは最大16GBまで拡張できる。リソースの変更は、カタログ上では最大6営業日で対応となっているが、これまでの実績では2、3日程度で提供している。また、サーバーの処理性能を増やすのではなく、仮想マシンの台数を増やして並列処理を行うスケールアウト型の拡張も対応可能だ。そして、Hyper-Vのクイックマイグレーションを実装しているので、物理サーバーに障害があった場合の復旧も迅速に行える。共有ストレージはRAID構成になっているので、データ保護の面での耐障害性も高い。
急激に負荷が増大した際の対応は、それぞれの事業者によって考え方の違いがある。負荷が増えたら自動的にCPUやメモリが拡張されるタイプのサービスもあるが、NOAHプラットフォームの場合はオートスケールはしない。これは高負荷をどういう状態であると捉えるかにかかわってくる。IDCフロンティアビジネス開発本部技術開発部の大屋誠部長によれば、「負荷の高い原因が、サーバーなのかネットワークなのかというと、いま聞いている限りではネットワークが忙しい」ことのほうが多いのだそうだ。ネットワーク帯域が逼迫している場合、サーバーのリソースや台数を増やしても問題は解決しない。IDCフロンティアは負荷の原因が何かを見極め、必要な対応をするという。「急激な負荷の増加に強いと自信を持って言えるかどうか、そのあたりもサービス選択のポイントではないでしょうか。」(IDCフロンティアビジネス開発本部サービス開発部企画グループ 霜鳥宏和グループリーダー)。




