[電子書籍ビジネスに関する調査報告書を3冊同時発売] 2009年度の電子書籍市場規模は前年比23.7%増の約580億円 ~2014年度には2009年度比約2.3倍の1300億円と予測~

電子書籍ビジネスに関する調査報告書を3冊同時発売
2009年度の電子書籍市場規模は前年比23.7%増の約580億円
~2014年度には2009年度比約2.3倍の1300億円と予測~
 
2010年7月7日
株式会社インプレスR&D
 
 インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手がける株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)のシンクタンク部門であるインターネットメディア総合研究所は、電子書籍の動向を調査し、電子書籍に関する市場規模の推計結果を発表いたします。 
 日本の電子書籍は、PCやPDA向け電子書籍市場規模が10億円程度だった2002年頃から脚光を浴びてきました。その後、第三世代携帯電話とパケット定額制のスタートにより、市場の中心はケータイ向け電子書籍に移行し、大きく成長してきました。2010年に入ると、プラットフォームもPC・ケータイからスマートフォン、タブレット端末、専用の電子ブックリーダーへと多様化の兆しを見せており、市場が大きく動き始めています。また、米国では消費者へ電子ブックリーダーの普及も着実に進んでいることも伝わってきています。 
 本調査は、「通信事業者」「出版社」「取次」「ポータルサイト」「コンテンツプロバイダー」など主要な電子書籍関連事業者へのヒアリング調査やアンケート、ユーザーへのアンケートなどにより、まとめたものです。また、本調査結果の詳細は、電子書籍ビジネスに関する調査報告書(全3巻)として販売し、予約受付を7月7日(水)より開始いたします。調査結果のポイントは以下の通りです。
 
■日本の2009年度の電子書籍市場規模は前年比23.7%増の574億円
 2009年度の電子書籍市場規模1は574億円と推計され、2008年度の464億円と比較し、23.7%の増加となっています。成長率は、2006年度から2007年度の195%、2007年度から2008年度の131%と比較すると、その伸びは鈍化しているものの、成長しているといえます。電子書籍市場を牽引しているのはコミックを中心としたケータイ向け電子書籍市場※2であり、2009年度は513億円と、電子書籍市場の89%を占めています。
  ケータイ向け市場の拡大の要因は、昨年から引き続き、タイトル数の増加によってコンテンツが充実したほか、大手コンテンツプロバイダーの参入など公式サイト数の増加、特集や一部無料など公式サイトにおけるキャンペーン強化による新規ユーザーの獲得や既存ユーザーの継続的な購入の促進などが考えられます。 
 PC向け電子書籍市場※3は、前年比11%減と昨年に引き続きマイナス成長となり、今後も緩やかに減少していくと見込まれます。
 一方、2009年度から調査対象とした新たなプラットフォーム向け電子書籍市場※4は、約6億円と推計されます。現状では、iPhoneを中心としたスマートフォン向けの電子書籍アプリにほぼ限定されており、市場の本格的な立ち上がりはこれからです。
 
 
【図1. 電子書籍の市場規模の推移(2002年度~2009年度)】
 
1 電子書籍の市場規模の定義:電子書籍を「書籍に近似した著作権管理のされたデジタルコンテンツ」とし、日本国内のユーザーにおける電子書籍の購入金額の合計を市場規模と定義。ただし、電子新聞や電子雑誌など定期発行を前提としたもの、教育図書、企業向け情報提供、ゲーム性の高いものは含まない。また、ユーザーの電子書籍コンテンツのダウンロード時の通信料やデバイスにかかわる費用、オーサリングなど制作にかかわる費用、配信サイトにおける広告も含まない。
2 ケータイ向け電子書籍市場:携帯電話の公式コンテンツ(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ)の電子書籍カテゴリの売上
3 PC向け電子書籍市場:パソコンまたはPDA向けに配信される電子書籍の売上。マルチデバイスに対応した電子書籍サービスは新たなプラットフォーム向け電子書籍市場に分類したため、含まない。
4 新たなプラットフォーム向け電子書籍市場:スマートフォン向けのモバイルマーケットプレイスの電子書籍カテゴリのアプリ、スマートフォンやタブレットPC等のビューワーアプリ経由で購入する電子書籍、iBookstoreやKindleやこれに類似した電子書籍配信サービス、PC・スマートフォン・電子ブックリーダーなどマルチデバイスで閲覧が可能な電子書籍配信サービス、PSPやNintendo DSなどゲーム機向け電子書籍配信サービス。
 
■新たなプラットフォーム向け電子書籍市場の拡大により、2014年度には2009年度比約2.3倍の1300億円程度と予測
 2010年度以降の日本の電子書籍市場は、2009年度の市場規模の9割を占めるケータイ向け電子書籍市場の拡大は頭打ちになるものの、新たなプラットフォーム向け電子書籍市場の急速な立ち上がりにより、2014年度には2009年度の約2.3倍の1300億円程度になると予測されます。
  PC向け電子書籍市場は、今後、PCに限らず、スマートフォンや電子ブックリーダーなど、マルチデバイスに対応することが予想されます。その結果、現在の狭義のPC向け電子書籍市場は緩やかに減少し、今後は、新たなプラットフォームへ吸収されていくものと見込まれます。
  ケータイ向け電子書籍市場は、公式サイトのトップページに電子書籍のコーナーが追加されたことなどもあり引き続き微増が予想されます。その後、ケータイ電話からスマートフォンへ利用者が移行することにより、公式コンテンツ利用者が減少することが予想されるため、2012年度の700億円弱をピークに、2013年度以降はゆるやかな減少に転ずると見込まれます。 
 新たなプラットフォーム向け電子書籍市場は、米国アップル社のiBookstoreや米国アマゾン社のKindle、あるいは国内メーカーの参入などにより急速に市場が拡大することが予想されます。今後、2~3年の間にコンテンツの充実や環境整備が整い、2012年度以降に本格的な拡大期に入ることが予想されます。また、2014年度には先行するケータイ向け電子書籍市場に追いつくと見られます。
これにより、日本国内の電子書籍市場規模は2014年度には1300億円程度に達することが見込まれます。
 
 
【図2. 電子書籍の市場規模の推移と予測(2002年度~2014年度)】
 
 
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価格:CD(PDF)版 60,900円(税込)
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判型:A4判
ページ数:210p(予定)
詳細、ご予約は右よりご覧ください。→ http://r.impressrd.jp/iil/ebook_pc
 
『電子コミックビジネス調査報告書2010』製品形態・販売価格 一覧
編者:インターネットメディア総合研究所
著者:高木利弘
発売日(予定)  :2010年7月27日(火)(予約受付中)
価格:CD(PDF)版 60,900円(税込)
       CDPDF)+冊子版 71,400円(税込)
判型:A4判
ページ数:210p(予定)
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【株式会社インプレスR&D】 http://www.impressRD.jp/
インプレスR&Dは、Webビジネス関係者、ワイヤレスブロードバンド技術者、放送・通信融合およびデジタル家電関係者、IPv6関係者、ICTを活用するビジネスマンなど、インターネットテクノロジーを核としたあらゆる分野の革新をいち早くキャッチし、これからの産業・社会の発展を作り出す人々に向けて、クロスメディア事業を展開しています。
 
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株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。
 
【購入に関するお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D オンライン販売部
102-0075 東京都千代田区三番町20番地
TEL:0120-350-995(11時~12時、13時~17時) FAX:03-5213-6297
 
【内容に関するお問い合わせ先、報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D インターネットメディア総合研究所 担当:柴谷、河野、錦戸
102-0075 東京都千代田区三番町20番地
TEL:03-5275-1087 FAX:03-5275-9018

 

 

※お詫びと訂正
7月7日の公表時に以下の誤りがございました。皆様方には大変ご迷惑おかけいたしました事を深くお詫び申し上げますと共に、下記の通り訂正させていただきます。
リリースタイトル
誤:2009年、2014年
正:2009年度、2014年度

※情報更新のお知らせ

電子書籍ビジネス調査報告書2010[新プラットフォーム編]、電子書籍ビジネス調査報告書2010[PC・ケータイ編]

電子コミックビジネス調査報告書2010の商品仕様が7/27に確定したため、修正致しました。